生産が計画通りに進められれば、中国海軍が保有するフェイズドアレイレーダー搭載の駆逐艦数は、2018年に地域における最大のライバルである日本を抜くことになる。米軍事専門紙『ディフェンス・ニュース』(電子版)が1月8日に伝えた。
中国5隻目の052C型駆逐艦「済南艦」が作年12月22日に就役した。この駆逐艦は、最後の1隻の建造を残している。中国人民解放軍海軍は、フェイズドアレイレーダーを搭載した052C/D型「旅洋」級駆逐艦と055型ミサイル巡洋艦を交付された。これは計画中の4つの空母打撃群に、遠距離防空作戦の支援を提供する。関係者はこれらの艦艇は、排水量が2万トンに達する081型強襲揚陸艦など、高い価値を持つ兵器を保護する」と述べた。
この関係者は、「中国人民解放軍海軍は、6隻の052C型駆逐艦、8隻の052D型駆逐艦、6隻の055型巡洋艦を建造する。052C型はすでに海軍に交付されており、052D型は建造中で2018年に就役する予定だ。新型巡洋艦は2016年に建造を開始し、2024年に建造を終える」と予想した。
『Red Star over the Pacific』の筆者であるToshi Yoshihara氏は、「米海軍を除けば、中国のこの軍備拡大はアジアの海のパワーバランスを乱す。アジアには、同等の能力を持つ戦艦を保有する国が2カ国しかない。フェイズドアレイレーダーを搭載した6隻の駆逐艦を持ち、さらに2隻を追加する予定の日本と、3隻の類似する駆逐艦を持つ韓国だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月13日