ラッセル国務次官補は現地時間1月13日、ニューヨークの「Japan Society」でスピーチを行い、終戦・国連創設70周年を迎える2015年は、米日両国にとって「特別な一年」になると述べた。
ラッセル国務次官補はスピーチの中で、「2015年の最も困難な課題は、いかに前世紀の戦争の遺産と向き合うかだ。米国は日本と隣国の関係に深く注目し、歴史認識および領土問題により膠着状態に陥っている中日・日韓関係を回復するため、責任を果たさなければならない」と述べた。
ラッセル国務次官補は「広島と長崎の惨事」についても触れ、米国が「唯一核兵器を使用した国として、(核兵器廃止の)道義的な責任がある」ことを強調した。ラッセル国務次官補は、オバマ大統領もしくはケリー国務長官が原爆投下70周年に広島と長崎を訪問するかについては明確な回答を避け、「公表すべき外交活動がないわけではない」と述べるに留まった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月15日