日本の防衛省技術研究本部が2013年下半期にウェブサイトに掲載した文章は、同部門が進めている一連の最新軍事技術の研究プロジェクトについて報告した。国防科技信息網が伝えた。
この記事を読むと、日本の多くの先進技術の研究は、中国よりも進捗が遅れているようだ。ここからはいくつかの例を挙げていこう。
同部門は、日本の低バイパス比ターボファンエンジン実証機「XF5-1」について、「国産としては初の本格的なアフタバーナ付低バイパス比ターボファンエンジン」で、多くの最新技術を採用していると伝えている。しかし謳い文句ではなく、実際の性能を見てみよう。その技術データには、目が飛び出るほど驚かされる。推力重量比は約7.8で、最大推力は5トンのみというのだ。旧ソ連が1972年に生産したRD-33(MiG-29搭載)の推力重量比は8.0で、最大推力は8.1トンに達していた。
XF5-1の推力が低すぎるため、同エンジンを搭載する先進技術実証機「心神」は小ぶりにするしかなく、MiG-21に似ている。これでは現代的な設備や武器を搭載できない。
この記事はさらに、ヘリコプターの耐墜落技術の研究についても触れている。これはすでに偵察・攻撃ヘリ「OH-1」を製造している日本が始めたばかりの研究で、理解に苦しむ。耐墜落技術は、現代的な武装ヘリの基本的な機能であるからだ。中国中央電視台の報道によると、中国の武装ヘリ「WZ-10」は墜落時にも、操縦席の95%を保護することが可能で、乗員の生存率は90%を上回る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月19日