北海道が発表した最新の統計データによると、2014年度の上半期に北海道を訪れた外国人客は65万人を突破し、過去最多となった。円安や中国との国際定期便の就航といった影響により、北海道を訪れる中国人客が最多となっている。
北海道新聞の情報によると、北海道はこのほど、2014年度上半期(4−9月)の観光客数の統計を行った。外国人客は前年同期比23.3%増の65万4000人に達した。北海道を訪れた外国人客数(半年ベース)は、2010年の統計開始以来で最多となっている。円安などを背景とし、アジアからの観光客数が順調に増加したことが、その主因とされている。
北海道を訪れた観光客数は、前年同期比0.6%増の3549万人に達した。前年比で微増ではあったが、過去最多の観光客数となった。
北海道を訪れた外国人客は、同期の訪日観光客数(686万人)の10%を占めた。国と地域別で見ると、中国台湾の観光客数が22万2000人で最多となっている。中国本土は10万3300人、韓国は10万700人、タイは6万900人。
北海道経済部観光局は、外国人客が増加傾向を示している主因として、円安の影響の他に、2014年7月より旭川―上海便など、アジアの国・地域との国際定期便の就航により、外国人客数が増加したことを挙げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月13日