食糧作物の九年連続の増収を踏まえて、今年は十年連続増収を目指すということがメディアで伝えられている。
ヨーロッパその他で成長率の下ぶれが伝えられている中、中国は経済の下ぶれリスクがあると一部外国のエコノミストが予測しているが、それでも7.5%の成長は大丈夫だろうとみられている。その中で、農業で十年連続の増収が達成されれば、中国経済全体にとって大きな安定要因となろう。また、農業、農村、農民にメリットをもたらす「三農政策」の実施と農業近代化の面でも実質的成果となろう。私見であるが、発展パターンの転換、エコ文明の重視、民生重視なども大事だが、農業近代化も、中国が全面的に小康を実現する上での重要な課題である。このすべてがそろえば、中国の本当の意味での近代化の実現となるのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月15日