これだけ大きな災害が発生したにもかかわらず、被害者たちは落ち着いて対応しており、テント村に入っても、不安感を示す人はなく、なかにはテントの中でトランプに興じている人もいるので、記者たちが「こんな大災害なのによくもそんなに落ち着いていられますね」と尋ねると、「政府がちゃんと面倒を見てくれているし、汶川大地震後の復旧作業の展開ぶりも知っているので、後顧の憂いがないので、リラックスしています」という返事が返ってきた。
被災地のほとんどは山間部、渓谷地帯沿いにあるので、落石や土砂崩れなどで道路が寸断し、一時、救援物資の輸送に影響が出たが、ただちにヘリコプターなどで輸送することにしたため、だんだんと正常な状態になっているようだ。
負傷者は現地の病院で治療するか、重傷者はヘリや救急車で成都などの大病院に移送されている。全国各地からテント、食料品、医薬、ガソリンがどんどん運び込まれており、秩序整然と救援作業がすすめられている。