現在、女子チームの監督選びがすすみ、郎平さんが監督となるらしい、といわれているが、落ち目となりかけているチームを立ち直らせるには、かなりの力量が求められる。私見であるが、中国のスポーツ・チームの監督業はラクではない。戦績が思わしくないと、ものすごいプレッシャーにさらされる。上昇気流に乗っている時は、スポーツ記者に「たたかれる」ことは少ないが、いったん落ち目となると、主管部門の目、スポーツ記者の目、スポーツ・ファンの目にさらされ、よっぽどの度量の持ち主でないと、この試練には耐えられないだろう。その点、卓球などずっと好戦績つづきのチームの監督にはそういうストレスはないかも知れないが、女子バレーボール・チームのように、かつて五連覇を記録したものは、過去の栄光が重荷とならないとは限らない。
私見であるが、スポーツ・ファントしては長い目でチームの成長を見てあげる度量が必要ではないかとも思っている。それであってこそ、女子バレーボール・チームの成長が望めるのではないだろうか。1回や2回の挫折で、すぐ袋だたきとはいわなくとも、かなりのプレっシャーにさらされる監督のポストにつくには、よっぽどの決意が不可欠だと記者が語っている記事を目にしたことがあるが、私見としては、強豪がひしめくスポーツの世界のこと、長い目で見守ってあげる度量を持ちたいものである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月26日