林国本
中国の陸上競技チームは、今年の年末からリオ・オリンピックを目標とした高原地帯での合宿トレーニングに入った。リオ五輪まであと三年以上もあるが、中国陸上競技諸チームがリオを目指しての第1回高原合宿トレーニングに入ったことは正しいやり方だと思う。
ロンドン・オリンピックで金メダルに輝いた中国の競歩種目の監督は、高原地帯でのトレーニングの必要性について語り、適切な坂道を上手に利用したトレーニングで選手の長所を引き出すことを強調している。
中国スポーツ界は2008年の北京オリンピックでメダル総数、総合点でトップとなり、ロンドン・オリンピックでは、国外での五輪として最高点の二位となり、国民の間でも高く評価されているが、スポーツ界というのは激しい競争がくり広げられている世界であり、いったん上位に立った以上、追われる立場に立たされたに等しい。スポーツ大国、ひいてはスポーツ強国になるには不断の努力が必要である。