オリンピックの報道が始まった北京

オリンピックの報道が始まった北京。

タグ: オリンピック報道

発信時間: 2015-03-13 17:56:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林国本

スポーツを大々的に取り上げている北京の一部新聞はいよいよ、ロンドン・オリンピックについての報道を始めた。北京で多くの読者を抱えている北京晩報(夕刊)は7月28日の初日から8月12日の最終日までのすべての試合日程を公表するとともに、いろいろな予測記事を掲載した。

イギリスは1906年、1948年と今年で3回もオリンピックを主催することになるのだが、前の2回は別として、今回のオリンピックには施設の建設、セキュリティーの確保などイギリスはたいへん力を入れている。とくにセキュリティーの確保の面では陸、海、空の立体的な取り組みでのぞんでいる。イギリスはロンドン地下鉄のテロ事件を経験しているので、セキュリティーの面ではとくに気を使っているようだ。

開幕して蓋が開けてみないと分からないことだが、新聞では、中国の卓球、水泳選手は好戦績を示すであろうと予測している。体操種目では中国と日本が金メダルを争奪することになろうと予測している。また、男子エペ種目では勝算あり、との見方も示している。陸上競技は110メートルハードルの劉翔選手に期待がかかっているが、強い相手がいることだし、これは劉翔選手のその日コンディションいかんにかかっている。スポーツ強国といわれてきたアメリカも、このところ陸上競技でジャマイカ勢に押され気味だが、今回はどういう展開になろうか、楽しみだ。中国は男子ボクシングでも、かなりいい戦績を予測している。

前回の北京オリンピックでは、中国は金メダル51、アメリカは36、ロシアは23であったが、今回は中国は国外で戦うので、はたしてどうなるか、いろいろな予測もあるが、北京オリンピックではアメリカとは金メダル15、ロシアとは28の開きがあったので、もしもベストコンディションなら、このひらきが大きく縮小するとは思えない、とみる向きもある。しかし、ベテランの引退、新人の経験不足、時差の調整、食生活の違いで、少しはひびくのではないか、とみる向きもある。

イギリス側の報道ではオリンピックの前にストライキがあるかも知れない、ということもほのめかしているが、これは世界のスポーツの祭典のこと、上手におさまるものと信じたい。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月27日

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