日本における「客家」に対する関心

日本における「客家」に対する関心。

タグ: 中国客家 

発信時間: 2015-03-13 17:56:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

この人の説では、いわゆる客家の商才については、これは人間の適応能力の顕在化ではないか、と見ていた。私も一理はあると思っていた。そういうのは、東南アジアに移住した客家の人たちの多数はゴム園の労働者で、そのうちのごく少数が行商、小商人から大金持に変身をとげたのであり、客家の大多数が商才に富む人たちとは限らない、というのである。では、なぜ、日本では客家の人たちの商才に注目している人がかなりいるのか、というと、これは日本そのものが貿易立国を旨としていたので、東南アジアで、当然、華商たちとの交流があり、そこからそう言う切り口ができたと見た方がよいような気がする。話は少し脱線するが、ちょうど日本の「近江商人」という人たちの存在から、滋賀県の人たちの多くが商才に富むとは言えないようなものである。

もちろん、中国は東南アジアや香港などにいる客家系の経済人に国内への投資を呼びかけてきたが、それでも客家の人たちの多くが大金持とは考えていない。

私がいろいろ客家についての日本の本を集めて興味津々たる気持ちでそれを読んできたのは、この人たちの適応性に注目したからである。同じひとつのテーマでも、いろいろな切り口があるもので、日本での客家についての関心に興味を覚えている。ただ、私が付き合っている客家の人たちは、どう見ても商才があるとは思えないので、余計、日本での関心に「関心」を持つに至ったのである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月7日

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