一スポーツ・ファンとして、また、一庶民として、私見を開陳するならば、どの種目にも年齢的要因などで、メンバーの入れ替えがあり、その時期には、新人の間のすり合わせなどで、チームのレベル・ダウンが避けられないこともある。その一時的「ゆらぎ」に対する心構えということもおろそかにできない。
最近、中国女子バレーボール・チームの戦績が芳しくないので、ファンの間でかなり不評であるが、私見では中国女子バレーボール・チームは現在、チームとしての「調整期」にあると考えている。ベテランが引退し、新人がまだ円熟期に入っていない難しい時期にあるわけだ。監督も二人も入れ替わった。次の監督に誰がなるにしても、「調整期」にあることをファンは念頭におかなければならない。
ロンドン・オリンピックについては、日本の新聞では、もう話題になっている。中国にとっては今度は自国ではなく、国外で競技することになるわけだ。生活面、気候面の適応、セキュリティ面での注意、いろいろなことにぶつかるわけだ。その際に大切なことは、心構えではなかろうか、金メダル総数一位が重荷にならないようにすることは、慣れないイギリスの食べ物に適応するより大事だと思う。そういう思想面からのレベルアップは非常に大切なことだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月13日