タイの高速鉄道プロジェクト、中国が撤退を否定

タイの高速鉄道プロジェクト、中国が撤退を否定。

タグ: タイ 高速鉄道プロジェクト 中国 撤退 否定

発信時間: 2015-04-09 10:30:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8日付バンコク・ポストによると、中国は自らバンコク〜チェンマイ間の高速鉄道プロジェクトの競争から撤退し、日本が投資意向を示した。タイのプラジン運輸相は中国がバンコク〜チェンマイ間の高速鉄道の競争を続けていることを否定し、「中国は昆明~ラオスの鉄道プロジェクト交渉が失敗し、同プロジェクトへの投資を拒絶した」と述べたという。

環球時報の記者は中国鉄道車両メーカー大手の中国南車と中国北車に電話取材を行ったが、社内関係者は本件について知らないと回答した。駐タイ中国大使館は環球時報の取材に応じた際に、このデマを正式に否定し、情報が事実ではないことを証明した上で、中国とタイの鉄道建設を巡る新たな交渉が来月にも昆明市で行われると表明した。

バンコク・ポストによると、プラジン運輸相は7日の閣議後、「日本はバンコク〜ピサヌローク〜チェンマイとカンチャナブリ〜アランヤプラテートに複線鉄道を建設する意向を示しているが、バンコクとチェンマイを結ぶ路線は700キロに及ぶため高速鉄道とすることを提案している」と述べた。2つ目のプロジェクトは、ミャンマーのダウェイ港と連結するのだ。2本の鉄道はいずれも1.435メートル間隔。タイのプラユット首相は副運輸相に、4月23〜27日に訪日し、この2つのプロジェクトの詳細な点について、日本側の関係者と交渉し、今月末に内閣に報告書を提出するよう指示した。

泰国亜洲大衆伝媒有限公司が8日、ウェイボーの公式アカウント「泰国頭条新聞」で発表した情報によると、タイと日本は23〜27日に鉄道建設を巡り交渉を行い、その後覚書の調印が可能になる。中国はバンコク〜チェンマイの鉄道共同建設計画の取り消しを提案したというのだ。

日本メディアはこれまで、日本と中国がタイの高速鉄道プロジェクトで争奪戦を展開していると報じていた。タイの首相が今年3月中旬に訪日した際に、日本メディアはこぞって新幹線を体験した首相の印象について報じ、中国の高速鉄道と比較した。

駐タイ中国大使館は8日、環球時報に対して、「中国はタイのすべての鉄道プロジェクトに参加の意向を持っている。タイは当初、バンコク〜ピサヌローク〜チェンマイの高速鉄道を建設するとしておらず、ゆえに中国は関連する交渉に加わらなかった。中国が同プロジェクトへの投資を拒絶したことはない。いわゆる昆明〜ラオス〜タイを結ぶ鉄道の交渉失敗は誤報であり、中国とタイの鉄道建設を巡る新たな交渉は来月にも昆明市で行われる」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月9日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。