円安により、このほど日本を訪れる中国人観光客が後を絶たない。中国人客は日本の商店に入ると、「熱狂的」に商品を購入し、店主を喜ばせている。日本メディアはこの現象について、日本の内需の不足を補うと報じている。5月13日付シンガポール華字紙『聯合早報』が伝えた。
日本政府観光局の統計データによると、2015年2月の訪日観光客数は138万人で、うち中国人が36万人と最多だった。真冬の2月と真夏の8月は、いずれも日本の商店の閑散期だ。多くの中国人が押しかけ、商店はほっと胸をなでおろしている。
多くの日本メディアは最近、中国人客の消費形態について調査を進めている。彼らは中国人観光客の熱狂的な購入を、「爆買」と称している。
経済誌の週刊ダイヤモンドは記事の中で、訪日中国人客の平均消費額が、他国の観光客の倍に当たる20万円に達すると報じた。中国人客が最も好むのはサプリメントや化粧品で、他にも家電量販店でウォシュレットや炊飯器を購入しているという。
NHKが発表した統計データによると、1人の外国人客が日本で15万円消費すると想定した場合、10人の外国人客の消費額は1人の日本人の1年間の国内消費に相当する。
観光庁は2015年の7月と8月に、再び中国の旅行ブームが起きると予想している。中国の各大都市と日本を結ぶ便は夏の増便を決めており、週100便に達する。日本観光協会は、中国人客を招くよう努力を続けると表明し、日本にはまだまだ受け入れの余地が残されていると判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月14日