中国の高速鉄道、「師匠」ドイツがお墨付き

中国の高速鉄道、「師匠」ドイツがお墨付き。 中国商務部ウェブサイトにこのほど、ドイツメディアのある記事が転載された。これによると、ドイツ鉄道はまもなく、調達専門オフィスを北京に設立する。中国は今後3年から5年以内に、ドイツ鉄道の機関車と部品の調達で重要な地位を占めることになる見込みだ…

タグ: 高速鉄道 技術 ドイツ

発信時間: 2015-05-31 10:58:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の南方地区は地盤沈下がひどい。国外の高速鉄道は同様の状況では、完成後、数年の時間をかけて地盤がしっかりしてから高速運行に利用するという形が取られる。中国は橋で道を代える技術で地盤の問題を解決した。地盤の問題が出てきたら支台を調整する形を取り、線路の沈下量は完全に安定している。橋は土地が節約でき、交通にも影響しない。

中国の巨大な市場ニーズは高速鉄道の支えとなっている。日本は最近、国際市場で中国と高速鉄道競争を繰り広げているが、その実際の基礎的体力は弱まっている。高速鉄道を利用している地方は少なく、新幹線の総延長は200kmにすぎず、線路の標準さえ形成できていない。労働者と中堅技術者の流失も激しく、技術者の中には、「死んでも技術は持って行けないので、生きているうちに技術交流をしたい」と自ら中国にやってくる人もいる。市場ニーズが限られていることではドイツも同じような状況にある。

だが高速鉄道を代表とする中国の製造業は有頂天になっていられるレベルにはない。工芸の水準では、ドイツの製造業は依然として師と仰ぐに値する。例えば機関車の製造では、ドイツ製品は非常に美しく、精度も高い。中国の製品は安価で、使用に耐えるというだけにすぎない。

この弱点を克服し、中国を「製造大国」から「製造強国」とするには、まずは実践能力の高い技師、次に小型で精密な部品製造を拠り所とする必要がある。現在、技術系統全体で後継者が育っておらず、師匠が弟子に教えるという習慣はすたれている。労働者を8級に分けて管理する制度を回復するなどして、職業技術の教育を重視しなければならない。企業には組み立てばかりしているのではなく、小型で精密な部品から心をこめて作ることを奨励する必要がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月31日

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