5月30日に小笠原諸島で発生したマグニチュード8.5の巨大地震について、気象庁は5月31日にマグニチュード8.1に下方修正すると発表した。日本メディアが伝えた。
小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町で震度5強を観測した地震で、修正後の地震のエネルギーは当初の約4分の1に引き下げられた。
震源の深さも約590キロから682キロに修正され、地震発生時間も8時24分頃から23分頃に修正された。
気象庁は修正の原因について、今回の震源地付近の観測点が少なかったことを挙げた。また当時さらに津波の発生を判断する必要があり、3分内にマグニチュードと震源に関する情報を分析する必要があったためとした。
気象庁は当時、「津波の恐れはない」と発表していた。気象庁は実際に津波が発生しなかったことを受け、「津波の有無の判断は職責重大で、最優先で発表する。これには防災上の問題はない」と表明した。
47都道府県でも、震度1以上の地震が観測された。気象庁によると、これは「観測史上初」のことだという。
気象庁によると、マグニチュードの算出は、地震があった場所から700キロまでの観測点の振幅を利用した。5月30日夜は、小笠原諸島の父島・母島と、伊豆諸島の八丈島・御蔵島の4ヶ所だった。