日本防衛大(神奈川県横須賀市)が2014年11月に実施した2015年度入試の人文・社会科学専攻の日本史で出題ミスがあり、5000人以上の受験生に影響が生じたことが28日に分かった。5月29日付読売新聞が伝えた。
ミスがあったのは、戦前の日本における統帥権の独立について空欄を埋める問題の出題文。解答の「軍人訓戒」が出された時期について、出題者は1878年10月とすべきところ、11月と誤って表記していた。
民間団体「全国入試問題研究会」が入試問題を精査し、この低レベルなミスを発見し、厳しく批判した。同大入試課は「記述ミスだが、回答をミスリードするものではない」として、手続きが複雑なことを理由に採点は見直さない。ただしホームページなどで公開されている入試問題は訂正するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月1日