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日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、火星の衛星に着陸し、砂や氷などを採取して地球に持ち帰る無人探査機を、2021年度をめどに打ち上げる計画を明らかにした。政府の宇宙政策委員会の小委員会で説明した。共同通信社が6月10日に伝えた。
JAXAによると、火星を回る衛星から試料を持ち帰る「サンプルリターン」計画は世界初で、火星の衛星の組成を詳しく調べ、火星がどのように形成されたかの解明にもつなげられる。 探査の対象は、火星に二つある衛星「フォボス」や「ダイモス」を想定しており、打ち上げから3−7年かけて往復する。探査機の大きさやエンジンの方式は今後検討する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月12日