原発事故に苦しめられている福島県の内堀雅雄県知事は12日より、7日間に渡りスイスと英国を訪問する。内堀知事は11月の就任以来、初の外遊となる。国際機関などで福島県の現状を紹介し、依然として根深い風評被害を解消し、事故の風化を防止する。日本メディアが伝えた。
福島県を訪問する外国人客は、東日本大震災前の半数以下になっており、原発事故による悪影響が依然として続いている。内堀知事は、「今回の外遊で福島県の現状を伝え、世界の福島県に対する理解を深めたい」と述べた。
スイスには多くの国際機関があり、各国の外交団が駐留しているため、世界から重視されている。内堀知事は外交関係者を対象に、福島県の復興状況に関する説明会を開く。また水力発電施設などを訪れ、再生可能エネルギーの先進的な方法を視察する。
内堀知事はロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで開かれる、福島県の取り組みを紹介する活動に参加する。また英国会議事堂で英国の議員を招待し、福島県産の日本酒の品評会を開き、安全性をPRする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月9日