「東南アジアの波紋」を起こす日本、隠された野心とは?

「東南アジアの波紋」を起こす日本、隠された野心とは?。

タグ: 米豪合同軍事演習 東南アジア 安倍

発信時間: 2015-07-09 14:25:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本が初めて米豪合同軍事演習に参加した。人数はわずか40人で、全体の3万人超の1000分の1ほどだが、国際社会から強く注目された。これはなぜだろうか?

これはまず南中国海を巡る係争が依然として治まらず、次に日本の軍事的な影響力が拡大を続けているからだ。中米両国は南中国海の駆け引きの中で理解を深めつつあるが、米国は依然として同盟国の日本の力を利用し、中国に圧力をかけようとしている。自衛隊が隔年開催の軍事演習に初参加する狙いは、中国の南中国海の岩礁の建設だ。日本のこの「初」はまた、日本の軍事力がオーストラリアまで拡大しており、米軍と共に東アジアから東南アジアに至る西太平洋の海域を一つに結んだことを伝えている。

日本による米豪の軍事演習の参加は、「東南アジアの波紋」の新たな動きだ。日本は以前、米比合同軍事演習に参加し、インドネシアとの軍事関係を強化していた。この一連の動きは、日本の「東南アジアの波紋」であり、波紋のように日本の影響力を一波また一波と拡大しようとしている。波紋が広がり終わった後は、軍事・経済協力が続く。

日本は今回の米豪軍事演習への参加により、武器輸出の可能性を模索している。オーストラリアはそうりゅう型潜水艦の購入意欲を示しており、数年内に取引が行われる可能性が高い。日本は米比軍事演習に参加し、日本の南中国海における存在感を強め、フィリピンに軍事支援を提供した。日本はインドネシアとも軍事関係を強化している。両国は防衛協力の覚書に調印し、武器を共同研究・生産している。インドネシアは日本のUS−2水陸両用機や固定翼機の購入意欲を示している。日本の次の目標は、恐らくベトナムだろう。

安倍首相は2012年に就任後、東南アジアの「魅力攻勢」をかけ、「東南アジアの波紋」を広げた。これは経済の影響力を利用し、日本の武力を領土以外の地域に送る権利を手にしようとする策だ。日本は柔らかく目立たない「波紋」の手段により、東南アジアに軍事的な影響力を浸透させている。

日本の「東南アジアの波紋」には、警戒を維持する必要がある。これは中国のみならず、米国や東南アジア諸国に関することだ。戦争の歴史の「言い逃れ」をする国の、平和への誠意を完全に信じられる人がいるだろうか?真相をひた隠しにする国の真の目的が、目立たぬ戦争への備えであると疑わない人がいるだろうか?

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月9日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。