東中国海の合意、順守していないのはどの国か?

東中国海の合意、順守していないのはどの国か?。

タグ: 東中国海 春暁ガス田 中間線

発信時間: 2015-07-29 13:24:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上述した原則的な合意の重要な内容が順守され、共同開発が実現されれば、中日は共に利益を得るだろう。

しかし残念ながら、日本側が合意を曲解しミスリードする発言をし、意図的に春暁ガス田を係争海域に収め、主権の帰属に関する問題にしつこく絡みついている。日本は「係争海域の共同開発」を利用し、その「中間線」の原則を押し付けることで、是非を混同し利益を手にしようとしている。

日本側の間違ったやり方により、得難い合意が実行に移されていない。これは中国が合意を順守していないからではない。安倍首相は責任を中国に押し付け、完全に自分自身を欺いている。

ましてや中国は「中間線」を認めないにせよ、東中国海で自制を維持している。中国のガス田は、日本が主張する「中間線」の西側に位置する。それにも関わらず日本は最近、中国の東中国海におけるガス田開発への批判を繰り返している。安倍首相の発言前、日本側は中国が東中国海のガス田の施設を軍事目的に利用するとでっち上げた。日本の防衛白書は自民党の要請に基づき、中国の東中国海のガス田開発活動について、「抗議し停止を求める」と表明した。外務省のウェブサイトは、中国の東中国海のガス田開発の位置や写真などの情報を発表した。

東中国海の原則的な合意の実施を重視する中国の立場に変わりはなく、東中国海の問題について日本側と意思疎通を続けることを願っている。日本はこれ以上対立を煽り、東中国海情勢を乱すべきではない。中日は昨年、4つの合意事項を取りまとめ、両国関係の改善の基礎を固めた。日本が勝手な行為を続ければ、本来ならば手に出来たチャンスを再び逃すだけだ。(筆者:蘇暁暉 中国国際問題研究所国際戦略研究部副主任)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月29日

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