日本のテレビ局、戦争特番で侵略を反省せず

日本のテレビ局、戦争特番で侵略を反省せず。

タグ: 日本のテレビ局,戦争特番,侵略

発信時間: 2015-08-04 11:11:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

TBSが1日と2日に連続放送したスペシャルドラマ「レッドクロス~女たちの赤紙~」は、日本の看護師が中国軍に手を貸し負傷者を救った物語で、日本の中国侵略戦争を側面から描写した。これまで日本を「戦争の被害者」として強調するか、戦時中の絆や愛を極力誇張していた日本の戦争をテーマにした映像作品と異なり、今回のドラマはこれまでの制限をある程度打破したと言える。

ドラマは第二次大戦を時代背景とする。ヒロインの天野希代は従軍看護婦を目指し、国のため戦地の病院で勤務する。夫や子供と死別したヒロインが働く病院は、終戦前に中国軍に編入された。彼女は最後に中国軍に従い、負傷者を救った。ヒロインは作品の中で、「中国人の命は日本人と同じく貴い」、「中国人であれ日本人であれ、命を差別できない」といった正義感あふれるセリフを口にする。他にも中国人が日本の子供を救い、日本の子供が中国で日本人によって売り飛ばされるといった内容もあった。

記者はSNSを使い、日本の数人の友人と連絡した。彼らは、安倍政権が安保関連法案の採決を推進する中、このような戦争をある程度反省し、中日両国の一般人の真の心を表現するテレビドラマが放送されたことには、現実的な意義があると語った。しかし一部の人は、このドラマに明確に戦争を反省する内容がなかったとした。日本の右翼が同作品を「日本人を貶め、中国人を美化している」と評したのも意外なことではない。同作品の主演は松嶋菜々子で、多くのシーンが中国で撮影された。

今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年で、日本のテレビ局が8月に放送を予定している戦後記念番組は例年より多めとなっている。NHKは2日から16日にかけて戦争記念の特別番組を放送し、日本兵の捕虜、広島と長崎の原爆などの内容を予定している。日本のテレビ局は4日、戦後70周年記念の特別番組の放送を予定しており、元特攻隊のインタビューなどの内容が含まれる。テレビ朝日のドラマ「妻と飛んだ特攻兵」は注目度が高く、人気女優の堀北真希主演で8月中旬に放送される。作品中では、戦時中の特攻隊員の愛が重点的に描写される。全体的に見ると、日本のテレビ局が8月に放送を予定している戦争特番は、日本の「犠牲」、戦時中の絆や愛を中心的に表現する。「レッドクロス~女たちの赤紙~」のような中国侵略戦争に関するドラマは少なく、ましてや侵略を真正面から反省するテレビ番組などない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月4日

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