問題三 談話が私的見解に格下げされる可能性は?
メディアはかつて、安倍首相が安倍談話を「私的見解」とし、閣議決定を踏まえない方針を固めたと報じていた。これは安倍首相が中韓の反対の声に配慮しているが、談話の内容で譲歩したくないという考えを持つことを示している。
王氏は、「安倍首相が最終的に個人の立場で談話を発表する可能性は高い。安倍首相は談話発表という機会により歴史に名を残し、歴史問題で自分の他者とは異なる観点を示そうとしている。しかし彼の考えは国内外で批判を浴びており、特に内閣でも反対の声が少なくない。安倍首相は内閣が一致賛同する談話を出せないと認識しており、別の手段を模索している」と分析した。
しかし王氏は、日本の首相である安倍氏が、個人の立場で第二次大戦を記念する談話を発表することは不適切だと指摘した。なぜなら安倍首相の発言と行為のすべてが、日本政府と密接に結びつくからだ。安倍首相が歴史問題で逆行すれば、その談話が歴史に名を留めるにしても、不名誉で恥ずべき名となるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月7日