なぞなぞのお遊びがついに終了した。日本政府は24日、安倍晋三首相が9月3日の前後に訪中することはないと発表した。新華網が伝えた。
安倍首相の訪中、特に9月3日の中国抗日戦争勝利70周年記念活動に出席するか否かが、日本で連日話題となっていた。しかしこれは完全に、日本側の自作自演である。まずは毎日新聞などの日本メディアが世論に探りを入れ、安倍首相が9月3日に訪中するが、閲兵式には出席しないと報じた。世論が騒然とすると、首相官邸の関係者は、安倍首相の訪中については閣議で正式に決定されていないと発言した。中国外交部報道官事務所は、王毅外相の「安倍首相が9月に訪中するとは聞いていない」という発言を繰り返した。
少しでも外交の常識がある人ならば、過去のことにこだわらないとしても、安倍首相が中国人にとって「歓迎されない人物」であることを、最近の安倍首相の行為から知ることができるだろう。安倍首相のこのタイミングの訪中は、やや「時宜に合わない」と言える。
安倍首相は14日に誠意のかけらもない安倍談話を発表したばかりだ。世界反ファシズム戦争勝利70周年という重要な節目に、安倍談話は言葉遊びを弄し、「反省」「おわび」などのキーワードを形骸化し、歴史認識問題で村山談話から大きく後退した。
次に、安倍首相が戦後70年談話を発表した翌日、一部の閣僚が靖国神社を参拝した。安倍首相は玉串料を奉納。安倍昭恵夫人はSNSの個人アカウントで、靖国神社を参拝したことをPRした。
隣人の客になるならば、訪問前に隣人の感情を損ねることをしてはならない。これは人としての常識だ。ゆえに安倍首相の行為は、彼にもとから訪中の誠意がないことを示している。
中日両国は一衣帯水で、中国は一貫して中日関係の発展に尽くしてきた。中国は礼儀の邦であり、善意ある隣人が客になることを歓迎している。