国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に出席した中国の習近平国家主席は現地時間11月30日午後、日本の安倍晋三首相と会場で短く立ち話をした。12月1日付読売新聞が伝えた。
習主席は、「お互いの微妙な問題に正しく対応し、(中日)関係を大事にしていきたい」と述べた。習主席は2014年11月と2015年4月の中日首脳会談を踏まえ、「中日は共通の利益を持っており、良好な雰囲気を深めることが重要だ」と述べた。
首相同行筋によると、会談は立ち話で4分間行われた。昼食会の席が近く、安倍首相から習主席に声をかけて握手もしたという。
また産経新聞によると、フランスを訪問中の習主席は11月30日午後、安倍首相と立ち話をし、中日関係を戦略的互恵関係に基づいて進めていくことで一致した。安倍首相は11月にソウルで開かれた中日韓首脳会談を念頭に、「先般、李克強中国首相と良い意見交換ができてよかった」と述べた。
習主席は、「二国間関係が変わってきている兆候が見られる」と発言したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月1日