2014年に日本で産まれた新生児のうち、3.4%の両親が外国人か、どちらかが外国人だった。つまり新生児29人に1人は、外国人の血を引いている。
厚生労働省の人口動態統計を共同通信が分析した。その結果、2014年に日本で産まれた新生児のうち、約3万5000人(3.4%)の両親が外国人か、どちらかが外国人だった。
2008年に最も高い3.44%となった後、景気後退の影響などで下がり2011年は3%を割っていたが、最高水準に戻った。
外国人の親を持つ約3万5000人中、1万5000人は両親とも外国人、2万人が外国人と日本人の子だった。親の国籍のうち最も多いのは中国で、他にも米国、フィリピン、韓国などが上位につけた。
一部の専門家は、この外国人の血を引く子供に日本語指導を提供することで、スムーズな入学と学校生活への適応を促すよう、地方政府に対策を求めている。
外国人の親を持つ新生児が増えると同時に、「純粋な」日本の赤ちゃんの数は減少傾向にある。日本政府のデータによると、両親とも日本人という新生児は2014年に約98万4000人となり、前年比で2万6000人減少し、100万人を初めて割り込んだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月8日