中日の民間友好交流、これまで以上の熱意を=周明偉全国政協委員

中日の民間友好交流、これまで以上の熱意を=周明偉全国政協委員。 中日関係は例年の全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)において、国内外メディアの共通の注目点になる。中国外交部の王毅外交部長は数日前の記者会見で…

タグ: 周明偉 中日関係 民間交流

発信時間: 2016-03-14 10:38:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

(三)中日は共に、両国の民間友好交流への意欲と積極性が欠けている。この10年弱の期間に渡り、日本側の政治家の、両国の歴史・領土問題に対する認識の誤りが、中日関係の正常な発展を著しく損ね、両国の各方面の交流を妨げた。この状況下、民間が失望し、静観するのも理解できる。しかしそのような時こそ、双方の民間組織はより積極的に民間交流を展開し、民間の新たな歴史条件、政治・経済関係、大きな国際環境下における両国関係の認識を促進する必要がある。これは現在の中日関係の問題を解決するため、非常に積極的な力を発揮する。そのため一部の民間組織は現在の、静観という態度を調整する必要がある。

(四)中日の民間交流には、組織、人員、交流枠組み、理念の老化という問題がある。中日関係が苦境に陥る状況下、双方の民間組織は観念を調整するべきだ。両国の前の世代の友好交流の使者を模範とし、粘り強く困難を克服し、さまざまな手段により民間関係の発展を促進し、両国関係の改善における特別な力を発揮し続ける。また両国の民間交流は計画と調整に力を注ぎ、活動の内容・形式・理念の革新に取り組むべきだ。両国の民間交流と政治関係における問題の解決に的を絞り、両国の圧倒的多数の人々の利益という大局を重視し、国際・地域の両国関係の正常化に対する願いに配慮し、両国の国民間の理解・友好・協力の拡大を促すべきだ。

周氏は習近平国家主席が昨年5月に人民大会堂で、日本側の3000人規模の訪中団を前にして発表した重要な談話について触れ、次のように述べた。

習主席の10分間の談話の内容は、新指導部の中日関係の発展、特に中日の民間友好関係の発展に対する理念と願いを明らかに示した。中日関係は両国の国交正常化後、最も苦しく最も冷え込んだ状況を迎えた。習主席は非常に毅然たる言葉により、中日関係の前向きな発展への期待をはっきりと表明した。また中日両国の民間友好交流の歴史的な地位、現実的な責任、両国関係の前向きな発展の促進に関する特別な力についてはっきりと言及した。両国の若者の民間友好交流への積極的な参与への希望を示し、とても感動的な談話となった。

周氏は、「現在は中日の政治関係の改善に取り組むと同時に、両国の民間交流に力を注ぐべきだ。これまで以上の熱意と関心によってこれを促し、より大きな力を発揮し続けるべきだ」と強調した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月14日

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