中国の都市化はまだ終わりが見えていないが、だからと言って中国に不動産バブルは存在しないと決めつけられるだろうか?そうとは限らない。1998年に中国の不動産の市場化が始まってから、不動産の値動きは政策や投資家による影響を受けるようになった。先に豊かになった人にとって、不動産は主な投資品種となった。
日本と異なり、中国政府が軽率にバブルを膨らませたり、軽率にバブルを破壊することは決してない。不動産は近年回復しているが、政府は在庫の消化を強調し、投機的な取引に警戒を強めている。1級都市の不動産価格が高騰し、政府は穏健を強調するようになった。現段階では、日銀のような金融政策の動きは確認できない。
通貨にせよ投資財市場にせよ、狭い範囲内で変動することになる。政府は大幅な変動を避けようとしている。中国の手段は日本よりも力強く、不動産のレバレッジのコントロールを維持する。(葉檀)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月20日