自衛隊が与那国島に駐留、レーダーで監視を強化

自衛隊が与那国島に駐留、レーダーで監視を強化。 日本の自衛隊は28日、日本最西端の与那国島で「沿岸監視部隊」の駐屯地を新設した。これは日本の南西諸島の軍事力強化の新たな一歩となった…

タグ: 自衛隊 与那国島 レーダー

発信時間: 2016-03-29 09:51:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の自衛隊は28日、日本最西端の与那国島で「沿岸監視部隊」の駐屯地を新設した。これは日本の南西諸島の軍事力強化の新たな一歩となった。

与那国島(沖縄県)の面積は約30平方キロメートル、人口は約1500人。中国の釣魚島及びその付属島嶼(日本名・尖閣諸島)から南に約150キロ離れている。

この沿岸監視部隊は約160人規模で、レーダーを配備。艦艇および航空機の活動を24時間態勢で監視し、中国に矛先を向けている。

中谷元防衛相は27日、与那国島の駐屯地を視察し、「防衛態勢の強化を目に見える形で示すものであり、重要な意義をもつ」と称した。アメリカ海軍大学校の吉原恒淑教授はロイター通信に対して、「自衛隊は南西諸島の列島線に沿うようにして一連のレーダー施設を設置し、東中国海方面の切れ目なき監視能力を強化した」と話した。

南西諸島の軍事力を強化するため、自衛隊は今後数年内に警備隊、地対艦・地対空ミサイル部隊を配備する。これには与那国島に近い石垣島の約600人、宮古島の約700人の増員が含まれる。航空自衛隊は今年1月末に第9航空団を発足した。第9航空団は、日本で約50年ぶりに新設された航空団だ。第9航空団は沖縄の県庁所在地である那覇を基地とし、約40機(従来より倍増)のF-15戦闘機を配備している。

自衛隊の与那国島駐留は、現地で物議を醸している。与那国島の島民は昨年2月、自衛隊の駐留の是非を問う投票を行った。その結果、賛成が632票、反対が445票となった。駐屯地の新設後、現地の人口に対して自衛隊員および家族が占める比率は10分の1以上になる。駐屯地の設立を指示した島民は、自衛隊の駐留による経済効果に期待している。反対者は、軍事施設の存在により、島が攻撃の標的になることを懸念している。

中国外交部が28日に開いた定例記者会見において、記者からは「日本は与那国島にレーダー基地を新設したが、この位置は釣魚島に近い。これは中国を念頭に置いた動きだろうか」という質問が上がった。

洪磊報道官は、「中国の釣魚島および東中国海問題における立場は明確であり、一貫している。我々の釣魚島の主権を守る意志は確固不動のものだ。我々は日本が、地域の平和と安定を損ねるのではなく、これに資することをするよう願う」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月29日

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