資料写真:自衛隊の戦車
日本メディアの報道によると、日本陸上自衛隊第7師団(北海道千歳市)の90式戦車4両が26日夜、同市東千歳駐屯地から苫小牧市の港湾までの公道で、約30キロにわたる走行訓練を行った。
日本陸上自衛隊によると、北海道の公道で戦車が長距離を走行するのは、大分県での訓練に参加するため同じ道路を走行した2011年11月以来5年ぶりとなる。
戦車は約2時間をかけて目的地に到達した。1両は途中で故障し、トレーラーで駐屯地に戻された。予備車両を含む4両の戦車は27日、矢臼別演習場(別海町など)での訓練に参加するため、民間の貨物船で釧路港に運ばれた。
出発地付近では、安全保障関連法による自衛隊任務の拡大に反対する約30人の日本の市民団体のメンバーが集まり、抗議した。
報道によると、東千歳駐屯地周辺の約10キロの規定ルートを戦車が走行することはある。だが長距離の移動では戦車は通常、トレーラーに積まれるため、今回のような直接の走行訓練は珍しい。分析によると、今回の訓練は、一般の公道での戦車の長距離走行の経験を積むためのものと考えられる。
戦車の重量は約50トン。道路の損傷を防ぐため、戦車の金属ベルトにはゴムが取り付けられ、走行は時速20キロで行われた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月28日