明仁天皇の退位メッセージ、「言外の意味」とは

明仁天皇の退位メッセージ、「言外の意味」とは。

タグ: 明仁天皇 退位 憲法

発信時間: 2016-08-09 10:24:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の明仁天皇(82)は8日午後のビデオメッセージで、高齢と体の衰えにより国の象徴として公務を履行することが「困難」になったと話し、「生前退位」の強い意向を示した。安倍晋三首相はその後、明仁天皇のビデオメッセージの内容を真剣に検討すると表明した。

新華社元東京駐在記者の劉華氏は、明仁天皇のメッセージについて、次の2点に注意すべきだと指摘した。

まず、退位の気持ちをはっきり示し、かつ「摂政」という手段を用いない理由について説明した。天皇は常に曖昧な言葉を使うが、今回は同問題についてきわめてはっきりと表明した。これは天皇退位の過程における、さまざまな不確定要素を取り除いた。日本政府は近日中に、皇室典範改正に着手し、かつ複雑な国会審議と議論を行う必要がある。これは客観的に見て、間もなく始まる改憲を遅らせることになる。

次に、天皇は何度も「憲法」に言及し、特に天皇の現行憲法における「象徴」としての地位を強調した。これは非常に重要なことだ。自民党が先ほど発表した憲法草案では、「天皇」の条項に「国家元首」としての職能が追加されていた。

天皇は「国家元首」という説は、戦前の大日本帝国憲法に見られた。現在の安倍政権による改憲草案は、再びこの説を復活させようとしている。この背景のもと、明仁天皇は現行の憲法と、天皇が単なる「象徴」でしかないことを何度も強調したが、これには明らかな狙いがある。

明仁天皇は今回、自身が現行の憲法に基づくと「象徴」にすぎないことをはっきりと指摘し、天皇には「国政」の機能がないことを強調した。この発言は政治的にまったく申し分ないが、右翼・保守派が将来的に天皇制を利用し、国家神道と古い日本の価値観を復活させる可能性を断った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月9日

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