日本が宮古海峡を封鎖か、中国は受け入れ不可

日本が宮古海峡を封鎖か、中国は受け入れ不可。

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発信時間: 2016-08-15 10:32:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

14日付読売新聞によると、日本政府は射程距離300キロの新型地対艦ミサイルを開発し、2023年に宮古島などの島嶼に配備することで、長距離攻撃能力を強化し、敏感な海域への支配力を強化する方針を固めた。「環球時報」が伝えた。

宮古島は宮古海峡を睨む。宮古海峡は国際海峡で、太平洋に出入りする中国海軍の主要航路の一つだ。また宮古島は釣魚島から170キロ離れており、新型ミサイルがあれば釣魚島の海域におけるすべての中国船を脅かすことができる。

日本は近年「南西諸島」の軍事力配備を公然と強化しており、その軍事戦略には非常に明確な目標がある。米日はさらに「有事の際に宮古海峡を封鎖」する軍事演習を実施している。これは何はばかることなく中国を脅かしていると言える。

中国は西沙諸島・永興島に自衛目的の数発の地対空ミサイルを配備しているだけだが、米日から激しい抗議を受けた。中国が南中国海を「軍事化」しており、この公海における航行の自由を脅かしていると批判された。日本は2013年に、宮古島に射程距離が150キロ(一説によると200キロ)に達する88式地対艦誘導弾を配備しており、今やさらに射程距離を延長し、約300キロの幅を持つ宮古海峡を「封鎖」しようとしている。公海の「航行の自由」に対する尊重はどこに行ってしまったのだろうか。

ここで考えて欲しいのは、仮に中国が台湾海峡を封鎖する演習を行う、もしくは有事の際に南中国海を封鎖する計画を発表した場合、米日豪などの国はどのような反応を示すか、中国がそうすることは合理的であると考えるか、ということだ。

日本は危機感が非常に強い島国だ。近代以降、日本は海外への開戦を繰り返したが、これは貪欲であったためであり、また不安感のヒステリーに駆られた面もある。日本は南中国海と台湾海峡のスムーズな航行を求め、かつこのスムーズが戦略的にも実質的にも信頼できるものであることを求めている。その一方で宮古海峡をいつでも封鎖でき、中国海軍と民間船が自由に太平洋に入れるかが日本側の態度にかかることを図っている。

こうなれば日本は当然ながら安全だが、中国の安全には不備があるのではなかろうか?日本はどうやら、このように考えたことがないようだ。日本にとっては、日本の国益最重視が真理であり、米日同盟がアジア太平洋全体の価値観の中心であるようだ。

中国船の太平洋に出入りする航路の安全性が低く、それが日本のせいであるならば、日本が南下するための航路も安全保障をある程度欠くべきだ。これは本来分かりやすい論理である。日本はなぜ宮古海峡の非軍事化と南中国海の非軍事化が、まったく関係のないことだと感じているのだろうか。

中国には米日および南中国海周辺諸国に対して、同時に激しく対抗しようとする意欲がない。これは中国の国益にまったく合致しない。日本は中国をまったく理性のない国として備えをしているようだ。例えば中国の南沙諸島における島礁建設は、南中国海を「中国の内海」にする行為だと見ている。これは日本が歴史上、正気を失ったことがあるからで、軍国主義の古い考えを今日の台頭する中国に当てはめようとしているのだろう。

今日は8月15日で、日本が反省するべき日だ。しかしながらこの日は近年、日本の一部の勢力が対外的に強硬な姿勢を示す、象徴的な時期となっている。控えめにしたらどうか、日本人よ。歴史があなたたちに与えた教訓は苦い薬であり、これを刺激剤にしてはならず、焼酎として飲み干してはならない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月15日

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