日本銀行が26日に公表した四半期の統計によると、円高と株式市場の下落の影響により、個人の金融資産は6月末時点で前年同期比1.7%減の約1746兆円となり、2四半期連続の前年比減少となった。
6月末時点で、個人の金融資産は「現金・預金」が前年比1.2%増の約920兆円、金融資産の中で50%以上を占めた。「株式等」は16.6%減の約144兆円、「投資信託」は11.7%減の約87兆円。
金融資産の縮小の原因として現金・預金額の増加が挙げられ、国民が金融政策の先行きを不安視し、金融商品への投資を減らし、現金を手元に残す傾向にあるとわかる。
統計によると、6月末時点で国債残高は約1105兆円で前年比6.6%増。最大の保有主体である日本銀行は過去最大の約398兆円を保有し、前年比34.6%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月27日