日本では近年、宇宙葬が流行している。第3陣となる9人の遺骨が今年4月、宇宙に葬られる。しかし宇宙葬により、人工衛星と衝突する可能性はないだろうかと懸念する声もある。
近年の世論調査で「宇宙を墓にしたい」「死後は宇宙の星になりたい」といった回答があったことから、大坂市で冠婚葬祭業を営む銀河ステージは企画に着手し、米国企業と協力し2014年10月に第1陣の遺骨を宇宙に葬った。
共同通信によると、現在まで5人の日本人から、約50万円で宇宙葬を受け入れているという。北九州の冠婚葬祭業者のサンレーは、さらに割安な宇宙葬を実現するため取り組むと表明した。
銀河ステージの出口裕久氏(47)は、自分のために宇宙葬を予約している。「死後は宇宙から家族を見守りたい」
宇宙葬により人工衛星などと衝突し、危険もあるのではと懸念する声もある。米国企業によると、遺骨の大気圏再突入から燃焼に至るまで、綿密な軌道計算を行うという。
遺骨が宇宙を漂う時間は数時間のみだが、日本企業は人工衛星に遺骨を搭載し地球を最長240年周回させる計画を立てており、かつスマートフォンにより遺骨を搭載した衛星の位置を調べるといったプランを推進している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月3日