トヨタ自動車が27日に発表した2016年1−11月の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)は、前年同期と比べ横ばい(0.1%増)の921万9000台だった。読売新聞(電子版)が伝えた。
独フォルクスワーゲン(VW)は3.1%増の937万9100台で、トヨタとの差を16万台と10月から3万台広げた。VWが2016年に初めて世界首位となり、トヨタが5年ぶりに陥落する可能性が出てきた。
トヨタ単体の11月までの販売実績は、地域別で下記の通り。国内が前年同期比5.2%増、中国が10.0%%増、欧州が6.1%増。ところが主力の北米市場は、ガソリン安で燃費の良い中・小型車の販売が伸び悩んだ。通年のグループ世界販売台数は、ダイハツの国内販売が不調なこともあり、当初計画の1011万台をやや下回る1009万台になる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月3日