日本共同通信社の5日の報道によると、菅義偉内閣官房長官は4日夜のBSフジの番組で、稲田朋美防衛相が昨年末に靖国神社を参拝したことについて、「事前に知った。(参拝するかどうかは)個人の自由だ。私ががたがた言うことではない」と述べた。
菅長官は番組でさらに、韓国釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が置かれたことについては、撤去を求め、「極めて遺憾だ。(韓国に)しっかり対応してほしい」と語った。
慰安婦問題の最終的解決をはかる日韓の共同認識については、「約束したことだ。両国が合意に基づいて努力することが大事だ」と指摘した。
2016年12月29日午前、安倍晋三首相との真珠湾訪問を終えた稲田朋美防衛相が靖国神社を参拝した。防衛大臣就任後に稲田氏が靖国神社を参拝したのはこれが初めてだ。
中国外交部の華春瑩報道官は、「中国側は、日本の稲田朋美防衛大臣の靖国神社参拝に断固たる反対を表明する」「人は信なくば立たず、国は信なくば衰えるという。我々は日本の指導者らに、国内及び国際社会の正義の声に耳を傾け、侵略の歴史をしっかりと直視し、深く反省し、関連する姿勢表明と約束を堅く守り、歴史と未来に責任を持つ態度で関連問題を適切に処理するよう求める」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月5日