宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後にH2Aロケットを使い、防衛省初の軍用通信衛星「きらめき2号」を軌道上に打ち上げた。
現地メディアの報道によると、H2Aが16時44分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約30分後、衛星「きらめき2号」を分離。同衛星は陸海空自の部隊間の直接通信に用いられ、防衛省が現在使用している民間衛星と比べ、速度や容量の面でメリットがある。運用期間は15年。
「きらめき2号」は初めて防衛省が保有・使用する軍用通信衛星になった。「きらめき1号」と「きらめき3号」は、2018年と2020年に他国のロケットにより打ち上げられる予定。
共同通信によると、日本で2008年に「宇宙基本法」が可決され、「防衛目的」の宇宙開発が認められるようになった。国会では2012年にさらに「独立行政法人宇宙航空研究開発機構法」改正案が可決され、宇宙開発活動の「平和目的」に限るという規定が削除された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月25日