米軍高官は経費削減に向け、F-15Cイーグル大型戦闘機を退役させ、F-16戦闘機のアップグレード版を用いるよう提案した。米Air Force Times、星条旗新聞などのウェブサイトが22日、伝えた。
F-15Cの退役で最も苦しむのは、米国ではなく日本だろう。日本の現役のF-15Jは、米軍のF-15Cの海外版だ。F-15Jの生産は1981年に始まり、最後の1機は1998年にラインオフ。最も古いものは35年、最新のものも19年使用されており、延命措置の時期を迎えている。日本側は、中国海・空軍が東中国海付近で活動を活発化させており、「監視」任務を担当する自衛隊のF-15Jが対応に追われ、「高齢機」の疲労が激化していると発表した。今年1月30日、F-15Jが沖縄県那覇市から離陸する際に、前輪が取れる事故を起こした。日本はボーイング社のアップグレード案により、F-15Jを改造することを計画していた。米国のF-15Cが退役すれば、日本版の延命計画に暗い影を落とすことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月24日