日本の上陸作戦部隊、中国の敵ではない

日本の上陸作戦部隊、中国の敵ではない。

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発信時間: 2017-04-12 16:31:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は最近、新たに発足した上陸作戦部隊の宣伝に力を入れている。さらに「水陸機動団」が間もなく新設と発表し、米日合同の上陸訓練をアピールしている。しかし香港紙・亜州時報(電子版)が10日に掲載した、米コラムニストのGrant Newsham氏の分析によると、日本は近年上陸作戦の兵力を大幅に強化しているが、規模・実戦訓練・装備発展・運用理念などの面で中国に追いついていないという。記事の要旨は下記の通り。

人員:規模も訓練も不足

日本は上陸部隊の発足を大々的にアピールしているが、兵力はわずか3000人だ。自衛隊に頻繁に仮想敵とされている中国人民解放軍のうち、すでに3−4万人が上陸作戦訓練の参加経験を持つ。中国メディアによると、解放軍は将来的に海軍陸戦隊を、現在の2万人から10万人に拡充することを検討している。

上陸作戦は海と陸の協力を必要とする。しかし作戦訓練において、海上自衛隊は数多くの任務を抱えているが、船員が少なく、陸上自衛隊との協力経験も不足している。自衛隊はさらに、訓練場と十分な資金を持たない。新設される水陸機動団は一度でもせいぜい600人しか上陸作戦に投入できず、海外での人道支援、災害救助、合同演習などの危険の少ない軍事行動に適している。中国の上陸作戦部隊は、東中国海や南中国海で頻繁に実戦的な火力訓練を行っており、ロシアとも頻繁に海上演習を行っている。

装備:数と性能に差

人員や訓練と同様、中日の上陸部隊の装備にも明らかな差がある。自衛隊最大の艦艇「かが」が先月進水・就役した。かがには上陸作戦のため、ヘリ9機を搭載できる。さらに日本側の発表によると、かがと同型の姉妹艦「いずも」が今年5月、南中国海を経由しインド洋に入り、インド・米国海軍と演習を行う予定だ。

かがといずもは改造後、F-35B戦闘機を搭載できるため準空母と見なされているが、設計当初より対潜、艦隊指揮、固定翼機搭載といった多くの任務を付与された。設計者は2万トンの艦体に余りにも多くの設備を詰め込んでおり、上陸作戦に用いる装備のスペースを占めている。

中国はすでに071型大型揚陸艦4隻と、多くの水陸両用車、上陸用舟艇を保有している。071型はトン数でいずもをやや下回るが、上陸作戦に特化している。

目標:全体的な使用計画の不足

日本の上陸作戦部隊の建設は、中国より大幅に遅れている。上陸作戦能力をつけようとする日本側の取り組みは見栄えがいいが、実際には盲目的で短絡的な軍拡だ。日本メディアは、水陸機動団新設の目的は、中国を念頭に置く島嶼攻防戦のみに限られ、この攻撃型部隊の全体的な使用計画が存在しないと判断している。

中国軍側は上陸作戦部隊の潜在的な価値を深く理解しており、「能力の体系化、任務の多様化」を強調している。中国の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)計画の推進に伴い、中国海軍陸戦隊と上陸作戦部隊は将来的に、ジブチやパキスタンの基地、その他の地域の港湾を通じ、インド洋さらには地中海に姿を現す可能性がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月12日

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