日韓両国は「東海」と「日本海」の表記をめぐり、間もなく開始される国際水路機関(IHO)総会で雌雄を決することになった。聯合ニュースが23日に伝えた。
韓国外交部によると、モナコで24−28日にかけて、IHO第19回総会が開かれる。韓国と日本は両国間の海の表記をめぐり、外交の駆け引きを展開する。IHOの刊行物「大洋と海の境界」(現在は第3版)が最後に刊行されたのは1953年だ。今日まで第4版が刊行されていないのは、韓日両国が「東海」の表記をめぐり対立し、意見を一致させていないからだ。
韓国は現在「東海」の単独表記を求めており、「日本海」を主張する日本と合意に至るまでは東海と日本海の併記を要求している。日本は従来通り、日本海の単独表記を維持するとの立場を崩していない。
韓国の毎日経済TV(MBN)は23日、韓国外交部の関係者によると、今回のIHO総会で最大限の努力を尽くし、「東海」の表記問題の立場を貫徹することになると伝えた。韓国政府は外交部、海洋水産部、国防部(海軍)、国立海洋調査院、北東アジア歴史財団などの専門家30人以上からなる代表団を総会に派遣する。韓国側が本件を重視していることが分かる。
韓国政府は1997年に初めてIHO総会で「東海」表記問題を提起した。その後5年毎に開かれた総会においても、同問題が議事日程に上がった。韓日がIHO総会で同問題をめぐり駆け引きを展開するのは今年で5回目。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月24日