「準空母」と見なされる日本海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が1日、在日米軍基地を出港して、米海軍補給艦の防護任務を開始した。新華社が伝えた。
日本メディアの報道によると、いずもは1日午前に神奈川県の横須賀米軍基地を出港。同日午後に房総半島沖合で米軍補給艦と合流し、2日間の防護任務を開始した。米補給艦の補給対象には、朝鮮半島東部海域で韓国海軍と共同訓練を行う「カール・ビンソン」空母打撃群が含まれる可能性がある。自衛隊による米軍艦防護任務の実施は、新安保法施行後初だ。
日本共産党の志位和夫委員長は1日に東京で記者会見し「朝鮮の核兵器・ミサイル開発は断じて許せないが、問題解決の選択肢は外交ルートしかなく、軍事的手段は絶対に選択肢の1つではない。各国は対話と交渉を進めるべきだ」と表明。
「自衛隊による米軍艦防護は地域の軍事的対立の危機を加速するだけだ。トランプ政権が朝鮮に対して軍事攻撃を行えば、北東アジア地域の平和と安定は著しく損なわれ、日本も戦争に巻き込まれる危険がある。これは安保体制を定めた初志と相反する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月2日