日本、THAADでなく陸上型イージスシステムを導入か

日本、THAADでなく陸上型イージスシステムを導入か。

タグ: 日本 THAAD 陸上型イージスシステム

発信時間: 2017-05-16 09:45:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

 

関係筋によると、日本政府はアメリカの陸上型イージス防衛システムへの興味を高めており、THAADシステムの導入を見送る可能性が高い。その理由は、後者の防衛範囲が前者より狭く、価格も高いためである。 

複数の日本メディアとロイター通信は13日、関係筋の話を引用するかたちで、陸上型イージス防衛システムはTHAADよりミサイル射程が広範囲なため、2~3カ所設置するだけで日本全体をカバーできると報じる。しかもイージスシステムは価格が700億~800億円である一方、THAADは1000億円と、コスト面でも優位に立つ。 

また、もし陸上型イージスが導入されれば、日本海上自衛隊が搭載する海上型イージスシステムを持つ艦船の警戒任務の負担が軽減される。これにより艦船は、他の任務を遂行や訓練回数の増加が見込める。 

日本が保有するミサイルシステムは2層に分かれる。海上型イージスは標準3型ミサイルが採用されており、大気圏外からのミサイル迎撃に用いられる。迎撃に失敗した場合、陸上のパトリオット3型ミサイルシステムが10キロメートル上空で迎撃する。THAADは正式名を「終末高高度防衛ミサイル」といい、射程は上記した両者の中間にある。 

ロイター通信によると、日本内部では現在、陸上型イージスシステムの導入を支持する声が多くなっているという。日本政府は今月、担当者をハワイに派遣し、陸上型イージスシステムの試験施設を視察する予定だ。読売新聞によると、専門委員会を設置して研究を進めることを防衛省が要求している。今年の夏までに結論を出し、数年後の導入を目指す。 

韓国とアメリカは4月、韓国の慶尚北道星州郡にTHAADシステムを配備した。中国とロシアはそれに強く反発している。中国は「韓国のTHAAD配備は朝鮮半島の非核化への実現の助けにはならず、半島の平和と安定を脅かす。中国を含む当地域に関連する国家の戦略的安全利益と地域の戦略バランスを大きく損ねるものだ」としている。 

THAAD配備は韓国国民の強い反発も受けており、持続的な抗議デモが起こっている。アメリカのトランプ大統領は「韓国はTHAAD配備に10億ドルを支払うべきだ」と述べる一方、韓国側は費用負担を強く拒否している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月16日

 

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