日本政府は東南アジア各国の海上警備当局と協力関係を強化するため船舶の供与を進めており、今年1月には海上保安庁の巡視船2隻をマレーシアに供与した。NHKが31日に伝えた。
うち鳥取県の境海上保安部の巡視船「おき」として活動してきた1隻は、広島県尾道市の造船所で改修を終え、31日午前に日本海上保安庁の担当者が見守る中、マレーシアに向けて出港した。
マレーシア北西部の地方都市の名前にちなんで「ARAU」(アラウ)と船名を改め、マレーシア政府の要望で最新式のレーダーを装備した。「ARAU」はおよそ1週間の航海でマレーシアに到着したあと海上警備に当たる予定で、海上保安庁は運用面でも支援したいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月2日