韓国・聯合ニュースは12日、7月の韓日首脳会談を実現するため、安倍首相の特使である二階俊博氏が360人という大規模の代表団を率い訪韓したと報じた。韓国の国会議員が10日、二階氏の歓迎レセプションを開いた。二階氏はあいさつで、「(韓日関係の進展を阻む)一握りの悪巧みをする連中は撲滅したい」と述べた。韓国メディアはこの発言について、韓国国内で慰安婦合意に反対する人を指していると判断した。 韓国外交部は12日、「慰安婦問題の発言に慎重を期すべき」とコメントした。韓国外交部は外交ルートを通じ、この意見を日本側に伝えたという。韓国与党の秋美愛代表は、国会で二階氏と会った際に「日本は慰安婦問題ではっきり謝罪し、合意見直しで交渉するべきだ」と伝えた。
二階氏の訪韓について、日本の多くのネットユーザーは矛先を韓国に向けている。「言いたいことを言われるだけだから行くな、無視すればいい」「文政権はやはり合意にケチをつけた、蒸し返すとは非常識だ。外務省も無能だ」毎日新聞は「発言は日韓友好促進を目的とするものだった」と弁護したが、過激な表現は問題を拡大すると認めた。
韓国日報は「二階氏の訪韓の主な目的は、文大統領の当選への祝意を伝え、安倍首相の親書を手渡すことだった。訪韓中の不遜な発言は、外交マナーに反する恐れがある」と論じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月13日