世界軍事力評価サイト「グローバル・ファイヤーパワー(GFP)」が最新の2017年版世界軍事力ランキングを発表すると、エジプトメディアはこれに気を良くし積極的に報道した。エジプト英字紙『インディペンデント』は10日、このデータを引用し「エジプト軍は133カ国・地域のうち10位につけ、世界軍事力トップ10の仲間入りを果たした。これはエジプトの栄誉であり、アラビア世界全体及びアフリカ各国の軍隊にとって史上最高位となった」と誇らしげに報じた。
エジプトメディアは「同ランキングにおいて、エジプト軍の実力は今年、長期的な発展を続けた。特に周辺の重要な軍事強国であるイスラエルとは、対照的な傾向を示している」と伝えた。
今年のランキングで、高い戦闘力と先進的な科学技術で知られるイスラエル軍の順位は、15位に留まった。エジプトメディアによると、同ランキングは現役軍人の数、砲兵の規模、航空機・パイロットの数などを主要指標とする。エジプト軍は最近、主にフランスやロシアなどの海外から、装備品を大量調達している。これはエジプト軍の実力向上に重要な影響を及ぼした。エジプトの昨年の順位は12位。
情報によると、同ランキングは2006年から発表されており、一定の影響力を持つ。サイトによると、同ランキングは科学技術水準の発達した小国と開発途上の大国を網羅した。武器の数だけで軍事力を評価するのではなく、種類の豊富さも重要な指標だ。
今年のランキングの1−4位は米国、ロシア、中国、インドの順。フランスは欧州の大国の中では最高の5位につけた。アジアでは中国が上位につけたほか、日本も7位でトップ10入りした。韓国は12位、中国台湾は18位。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月12日