京都府の鴨川付近では、清掃を終えた翌日に警告看板の下はごみだらけになる。
日本の環境といえば、きれいというイメージがある。ところが、この共通認識は京都では通用しない。京都府では2016年からごみ問題が深刻化している。鴨川のイベントで多くの人がごみをポイ捨てし、関係部門は4カ国語で書いた警告看板を設置した。しかし、前日夕方に清掃を終えたばかりなのに、翌日には看板の下はごみだらけになっている。
「ポイ捨て禁止」と書かれたこの看板は「鴨川を美しくする会」が建てたもの。同協会の杉江貞昭事務局長は、「ごみが玄関にあったらどうするか。同じ人間としてこのような行為を恥ずかしく思う」と述べた。
京都市まち美化推進課によると、三条大橋付近のポイ捨て状況は2016年7月から深刻化している。週末の夜に鴨川付近に集まる人たちがビールの空き缶やスナック菓子の袋、弁当のパックなどを捨て、秋にごみの量は少し減ったが今年5月に再び増加したという。
京都市まち美化推進課は、警告看板を設置してもポイ捨てを根本から解決することはできず、引き続き対策を考えるとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月14日