『日経中文網』はこのほど、2017年4~6月の訪日観光客による消費額が四半期の最高額を更新したと報じた。中国本土の観光客による消費額は最高の3682億円に達した。
日本の観光庁が7月19日に発表した訪日外国人消費動向調査によると、2017年4~6月の旅行消費額は前年同期比13%の1兆776億円に達し、調査を開始した2010年4~6月以降の最高額を更新。韓国と中国香港の観光客数の増加が消費額を引き上げた。
国・地域別で見ると、中国本土の観光客による消費額は3682億円、台湾地区は1536億円、韓国は1177億円、中国香港は852億円、米国は767億円。上位5地域が消費額の74%を占めた。
支出項目別で見ると、買い物が4146億円、宿泊費が2965億円、飲食費が2086億円。1~6月の消費額は前年同期比8.6%増の2兆456億円という高水準だった。
4~6月の訪日観光客の1人あたりの旅費は4万9248円(約9019元)。金額は6.7%減少したが、訪日観光客数の増加に支えられた。イギリスやイタリアなどの欧州からの観光客は滞在期間が長く、支出も増加した。
日本政府観光局(JNTO)が19日に発表した統計によると、6月の訪日観光客数は前年同期比18.2%増の234万6500人に達した。調査対象のアジアや欧米など20の国・地域のうち、17地域が前年より増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日