中華人民共和国駐札幌総領事館の最新情報によると、行方不明になった中国人女性教師の危秋潔さんの家族が29、30日の両日、領事館の職員に伴われ札幌南警察署を訪れ、事件の関連事項について情報を交換した。
札幌南警察署の刑事及び生活安全担当の角彰利氏、生活安全課の夏目浩樹氏、横田警備課長は、関連する状況を家族一行に報告した。
総領事館は引き続き現地の警察当局との連絡を維持し、捜査に総力をあげるよう求める。警察側の責任者は、中国側の重大な懸念を十分に理解しており、多くの警察官・ヘリ・警察犬などを出動させ、最後に姿が確認された阿寒湖などの重点的な捜索を行っていると表明した。北海道警察本部は現在、捜索範囲を北海道全域に拡大している。また北海道の観光地、ホテル、空港、駅、埠頭、コンビニ、ネットカフェなどの場を重点的に捜索している。
行方不明者の家族は記者に対して、警察側からは捜索範囲の拡大のみで、その他の情報は報告されなかったと話した。
また先ほど日本メディアの報道にあった「別れの手紙」について、危さんの友人は「別れの手紙と呼ぶことはできない。中には両親に感謝する内容があるが、別れという言葉は出ていない。また彼女の父は、この手紙の筆跡鑑定が必要だと話している。彼女は本来、1人の同僚と日本を旅行する予定だったが、用事で行けなくなったとのことで1人で旅行した」と話した。
北京時間30日午後10時53分の時点でも、危さんは見つかっていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月1日