次の首相にふさわしい政治家、小泉進次郎氏が安倍氏に迫る

次の首相にふさわしい政治家、小泉進次郎氏が安倍氏に迫る。

タグ:小泉進次郎

発信時間:2017-08-14 16:40:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の時事通信は先ほど、「次の首相にふさわしい政治家」に関する世論調査を行った。その結果によると、自民党の石破茂元幹事長が18%でトップになった。現職の安倍晋三首相は14.4%に留まり2位。小泉純一郎氏の息子、小泉進次郎氏は13.1%の支持率で3位。その他の入選者には、岸田文雄前外相(8.8%)、小池百合子東京都知事(7.9%)、野田聖子総務大臣(4.5%)がいる。「環球ネット」が伝えた。

この数人の入選者のうち最も注目されているのは、小泉進次郎氏だ。小泉純一郎元首相の次男で、36歳と若いが日本国民から期待されている。進次郎氏は元首相の親の七光りがあり、さらにルックス抜群とあり、爽やかで実務的なイメージを持っている。そのため進次郎氏は「自民党の王子」と呼ばれている。

1981年4月生まれの進次郎氏は中学時代より、政治と社会に興味を抱いた。関東学院大学の経済学部を卒業し、その後さらにコロンビア大学大学院で留学し経済学修士課程を修了した。帰国後は日本の「米戦略国際問題研究所」の研究員として籍を置いた。政治に興味を持っていた進次郎氏は2007年に父の秘書になり、その後自民党の推薦を受け神奈川地区から衆院選に出馬し、2009年に衆院議員に当選した。進次郎氏はこうして、政治生涯を開始した。産経新聞の記事によると、自民党は今月8日の総務会議で、一連の人事調整を行った。進次郎氏は「筆頭副幹事長」に起用された。このポストは幹事長補佐で、幹事長の下で政調会長の上に位置する、自民党内の中間管理職に当たる。日本メディアは「自民党内では抜擢前に幹事長補佐を経験する」と分析している。そのため進次郎氏が重役につく可能性が噂されている。

進次郎氏は議員当選後、靖国神社を数回参拝している。その歴史観は父や安倍首相とほぼ一致するが、首相の改憲を完全に支持しているわけではない。対米路線について、日本メディアは進次郎氏と父の考えはほぼ同じで、米国との戦略的パートナーシップの深化に賛同していると分析した。中日関係は小泉純一郎氏が首相に就任してから「政冷経熱」に変わっており、かつ進次郎氏が父の政治方針を継承していることから、中国に対する態度はそれほど友好的にはならないとされている。

自民党内では順風満帆だが、進次郎氏はまだ一人で一派をなす政治家になっていない。自民党内で小泉氏の経歴はまだ蓄積中であり、短期間内に首相に就任する可能性は低いとされている。

その一方で、今回の調査で首位につけた石破氏は党内で経験を蓄積している。防衛庁長官、防衛大臣、農林水産大臣、自民党政調会長、幹事長などを歴任している。安倍首相が再任すると、石破氏は低姿勢を貫いたが、安倍首相の改憲や侵略の歴史の否定などに賛同しなかった。2018年の自民党総裁選に出馬するかについて、石破氏は態度を明らかにしなかったが、「首相に裏切った人間」と言われるのを恐れており、「今は好きなように話せる時期ではない」とメディアに語った。日本メディアは、安倍政権が「一強」「傲慢」という印象を与えているが、東京都議選で勝利を収めた小池氏は、安倍政権に批判的な有権者の票を集め自民党を打ち負かしたと分析した。そのため石破氏の発言は、安倍首相に反対する有権者を集めようとしている可能性がある。有権者が安倍政権への不満を募らせれば、石破氏は立ち上がる機会を手にする。また安倍首相が目をつけている後継者、岸田文雄前外相は自民党総裁選への出馬についてあいまいな態度を示し、余地を残している。

安倍政権は2018年で満期となる。来春には各党が政権運営の地位を争う衆院選を迎え、自民党内でも総裁選が行われる。党則の改正により安倍首相は2018年以降も総裁の座に座り続けることができるが、安倍政権の支持率が低下を続けていることから、来春に好転が生じなければ自民党は政権運営の地位を守るため、党総裁の交代などを検討することになる。安倍政権の支持率は現在低下しているが、その他の党と比べると自民党の支持率は依然として高い。そのため未来の選挙において、自民党内の各派閥間の競争が最大の見所になる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月14日

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