米太平洋空軍は16日、ウェブサイトとツイッター公式アカウントで、米軍のB-1B「ランサー」戦略爆撃機2機が米国本土のエルスワース空軍基地からグアム島のアンダーセン空軍基地に移動した後、釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の空域で日本のF-15戦闘機と合同訓練を行ったと伝えた。
日本の航空自衛隊も16日、同日午前に那覇基地のF-15戦闘機2機が、米グアム島から飛来したB-1爆撃機と東中国海の上空で、編隊飛行訓練を行ったと伝えた。
B-1Bは米空軍現役の3種の戦略爆撃機の一つで、B-2「スピリット」、B-52「ストラトフォートレス」と、米国の空の核抑止力を担う「3頭立て馬車」になっている。同機は1970年代に開発が始まり、1985年より就役している。米空軍の現役機数は60機で、米軍の過去の対外軍事行動で重要な力を発揮している。B-1BはB-2やB-52と共に、アジア太平洋地域に何度も配備され、核抑止力を発揮している。
米太平洋空軍は、日本との飛行訓練は「我々と同盟国の団結、アジア太平洋地域の平和と安全を共に守る決意を示した」と表明した。日本メディアは「日米空軍は7月30日と8月8日にも九州周辺の上空で合同訓練を行っていた。日米は協力をアピールし、朝鮮と中国をけん制している」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日