亡霊参拝を止められない日本が未来を語れるのか

亡霊参拝を止められない日本が未来を語れるのか。1945年8月15日、日本が無条件降伏を発表し、世界反ファシズム戦争は最終的勝利を得た。8月15日にどう向き合うかが、日本が歴史を正しく受け止められるか否かの試金石となって久しい…

タグ:靖国神社 歴史 軍国主義 

発信時間:2017-08-18 11:07:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1945年8月15日、日本が無条件降伏を発表し、世界反ファシズム戦争は最終的勝利を得た。8月15日にどう向き合うかが、日本が歴史を正しく受け止められるか否かの試金石となって久しい。だが72年後のこの日、安倍晋三首相はA級戦犯を祀る靖国神社に、再び代理人を通じて祭祀費(玉串料)を奉納した。安倍氏が敗戦記念日に間接的に亡霊を参拝(靖国神社に参拝)し、軍国主義のために招魂するのは、これで5年連続だ。安倍氏が同日の全国戦没者追悼式でアジア各国に対する加害責任に5年連続で言及しなかったことも同様に注目される。(人民日報「鐘声」国際論評)

靖国神社は日本の侵略戦争に対して責任を負う第2次大戦のA級戦犯を祀っており、いかなる形であれ亡霊参拝は、戦後の国際秩序と国際正義に対する挑発であり、平和に対する冒涜だ。平和を愛する全世界の人々はこれに断固反対している。

「盧溝橋事変」(盧溝橋事件)と南京大虐殺から今年で80年となる。80年前、日本は「盧溝橋事変」を計画的に引き起こし、対中全面侵略戦争を発動して、中国民衆に未曾有の甚大な惨禍をもたらした。同年12月、中国侵略日本軍は南京に荒々しく侵入し、残酷な南京大虐殺を行ない、中国人30万人がむごくも殺戮された。日本軍国主義の犯した途方もない大罪を覆い隠すすべはなく、歴史の真実の歪曲は許されない。

日本政府は懸命に歴史を否認し、隠蔽するが、その度に事実が力強い反撃を与える。8月14日、日本軍「慰安婦」生存者の現状を反映する記録映画『二十二』が中国で公開され、歴史を鑑とする13億中国人民の姿勢がはっきりと示された。少し前、日本軍の労働者強制徴用を反映する映画『軍艦島』が韓国で上映され、「地獄島」で起きた悪行を知る人が増えた。8月13日、NHKが特別番組「731部隊の真実」を放送。731部隊が罪を認める20時間余りの録音を発掘し、同部隊が中国侵略戦争で犯した途方もない大罪をありのままに復元した。


日本政府は当時の歴史を直視できず、またそれを望まず、右翼政治屋は侵略戦争を力の限り覆い隠し、美化しさえするが、それでも少なからぬ日本の識者が揺るがず若い世代への「補講」に尽力し、日本がかつてアジア近隣国に与えた甚大な惨禍を語っている。

90歳近くの山辺悠喜子さんは毎日、本が山積みの狭い部屋で、731部隊など日本軍による侵略の罪証の整理・研究に没頭している。老齢の西川重則さんは日本各地でよく講演し、中国侵略日本軍の犯罪行為を紹介し、日本の国会議員や高官に日本軍による侵略の歴史を知るよう呼びかけている……

歴史を逆行させる者は、必ず誤った道に進む。警戒すべきことに、2012年に安倍氏が首相に返り咲いて以来、日本政府は拡張的防衛政策を実施し続け、武器輸出三原則を見直し、新安保法を強行可決し、集団的自衛権の行使を容認した……「現在の日本は第2次大戦前と非常に似ている」「安倍氏は日本をどこへ向かわせるのか」……こう詰問する日本の歴史学者は少なくない。彼らは国の未来を大変憂慮している。

歴史の重荷を下ろしてこそ、軽快な足取りで未来へ歩むことができる。この根本的是非の問題において、日本に僥倖の余地は一切ない。侵略の歴史をしっかりと直視し、深く反省し、軍国主義と徹底的に明確な一線を引き、実際の行動によってアジア近隣国と国際社会の信頼を得てのみ、日本は真に「普通」になれる。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年8月17日

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